2008年08月31日


先輩に勧められて観た映画2/2本目。
レストランで独身最後のパーティを楽しむカルメンは、たまたまその場に居合わせた男性、キットとキスをすることになる。一度のキスで永遠の愛を確信してしまうふたり。カルメンは、婚約者への愛が冷め始めた自分に気づくのだが、その裏には、ある陰謀が仕組まれていた…。純愛ストーリーが危険なミステリーへと発展し、さらに二転三転の様相を見せる新感覚のドラマ。
メキシコ出身で世界的スターとなったガエル・ガルシア・ベルナルが主演。ヒロインに対し、ピュアで一途な想いを抱きつつも、どこかミステリアスな雰囲気をかもし出すキット役に、彼の繊細な魅力がマッチしている。時折挿入されるビデオカメラの映像やヒロインの過去など怪しげな要素が混じり合い、観ている途中、さまざまな予想が頭をかけめぐる。後半の急展開には呆気にとられつつ、結末が訪れたときは、改めて映画の前半から見直したくなるだろう。「映像の視点」がカギとなり、巧妙な罠が仕掛けられている。(斉藤博昭)

ストーリー構成は「真実の行方」系。
一見、情熱的なラブストーリーとして話が進むも、後半からどんでん返しってところあたりが。

ネタばれのところがタンタンとしていて舞台劇みたいに感じてしまったのが少し残念。1時時間あたり引っ張ってきた内容を淡々と説明されると、冷静になってしまう。
わざわざ説明しないでも、そこまで積み重ねてきたの演出で十分感じ取ることができてるのに。ちょっと説明過多だったかな。

92 分と短い映画なので、さくっと観れたのは好感度大。

ドット・ジ・アイ
ドット・ジ・アイ
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エスピーオー (2005-04-08)
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おすすめ度の平均: 4.0
3 愛はまやかし?
2 期待はしない方が良い
4 仕掛けが面白い
5 どこまで本気で、どこから演技?!
3 こんなのもたまにはアリ
2008年08月23日
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先輩から薦められて観た映画1/2本目。
およそ10分間しか自分の記憶を保てなくなった男レナード(ガイ・ピアース)。彼は妻をレイプし殺害した犯人を捜し出すため、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨で書き記すなどして必死の行動を始める…と、ストーリーを書いてしまうとこうなるのだが、実際はドラマの展開を逆転させ、いわば連続TVドラマの最終回からいきなり見せられ、ラストが第1話に相当してしまうという、ユニークな構造で推し進めていく新進クリストファー・ノーラン監督によるクライム・サスペンス。
まるでコロンブスの卵のようなアイデアの勝利がきわだった作品だが、予備知識なしで接すると何が何だかわからなくなる危険性も大いにあり。記憶や思い出(=メメント)というものの不確かさを痛感させる心理学論的おもしろさが楽しめる。(的田也寸志)

物語のはじまりがオチになるというアイデアが光ってます。
時系列を逆転させる構成・演出とも素晴らしかった。
僕がこれまで観た「時系列を崩した映像作品」の中で、カットとカットの繋ぎが一番上手かったと思う。
なんというか見ている人を完全に置き去りにせず、ぎりぎり頭でついていけるレベルで調整してある。
写真や身体に刻まれた文字、傷等、小道具の使い方もいい具合。
色々なパーツが時間をさかのぼるごとに、パズルにハマって行く。
それでも最後ははっきりとした答えがありそうで、ないようなあるような。

113分、疾走した後に、余韻に浸らせて来る良い映画。

メメント
メメント
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東芝デジタルフロンティア (2006-06-23)
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おすすめ度の平均: 4.0
1 話が弱い!ギミック倒れ!!
3 面白い。
5 感情移入…しすぎてしまう…巧いなぁ…
3 結末が記憶に残らない映画
4 メメントモリ
2008年07月10日
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友人から薦められて見た映画2/3本目。

原題「the notebook」がシンプルで素敵。
認知症の女性に、本読みの男性が自分が経験してきた人生を語ってあげるのだが・・・。
構成が先読みできて非常に分かり易い。
ラブストーリーの王道。

ただ、僕はヒロインに感情移入できなかったので最後まで楽しめなかった。女心を理解するのは難しい。愛を理解するのは難しい。

登場する情熱的な人物の中でも、主人公の父親のキャラがすごく好き。
どんな物語でも主人公を成長させるキャラってのは見ていて気持ちがいいな。ああいう大きな人間になりたい。

この映画、美術や小道具が美しい。
主人公の立てた家、湖や雨のシーン。
印象的な場面は数多くある。

最後、完全なネタばれ。








友人から薦められた映画3本中2本で、主人公が老衰が原因で死んだ(笑)。
今まで抱えてきた重荷が死ぬ間際に解消され、穏やかに逝けたなら幸せだと思った。

きみに読む物語 スタンダード・エディション
ハピネット・ピクチャーズ (2005-09-23)
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おすすめ度の平均: 4.0
4 愛の表現方法?
3 普通のラブストーリー
5 大切な人と観て欲しい
5 泣きました(>_<)
5 涙無しでは観れない

2008年07月09日
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友人から薦められて見た映画3/3本目。
主演リチャードギア、エドワード・ノートンのデビュー作。

序盤〜中盤まで目新しい要素や感情を揺さぶられるようなエピソードがあるわけではないが、
最終シークエンスのどんでん返しでガツンとやられる。
試合(裁判)に勝って、勝負(真実)に負ける。
真実の行方はとんでもないほうに。

試合に勝ったリチャードギアは、マスコミの待つ表玄関を避け、裏口から出て行く。
このシーンを正面から顔を捉えた画ではなく、俯瞰視点で撮った演出がすごく好き。
真実を知ったリチャードギアのなんとも複雑な感情を直接捉えるのではなく、
最後は俯瞰視点(閲覧者視点)にゆだねつつ終えるところがいい。

驚きと余韻に浸らせてくれた良い映画。

真実の行方
真実の行方
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パラマウント ジャパン (2005-10-21)
売り上げランキング: 46482
おすすめ度の平均: 5.0
5 なんといってもエドワード・ノートンの演技。
5 日本でも例外じゃないですね
5 根源的な恐怖を演じたE.ノートンとそれに打ちひしがれるR.ギア 名作です
5 パッケージにはギア一人。ノートンはいないけれど。
5 ノートン凄い!

2008年07月08日
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友人から薦められて見た映画1/3本目。
戦争で引き裂かれる双子の物語。
ドイツで産まれた双子の姉妹アンナとロッテは、早くに両親を亡くし、一人は貧しい農村へ、一人は裕福な家庭にと預けられる。

戦争化で生き別れた姉妹に意識の違い、文化の違い、思想の違いが、お互いの存在を否定してしまう。

戦争に絡んだ映画てどうも苦手。
戦争という善も悪も境がない状況を描かれるとはっきり感想が言えなくなる。戦争に対してあれこれ意見していいのは戦争を経験した人だけっていう気持ちが自分の中にあるのかもしれない。

そんな前提はありつつも、この映画を娯楽として見てみると
突っ込みどころがいい感じに配置してあった。

一体、婆さん二人で山に何をしにいったんだろう?
双子に会いたくないばっかりに、山に逃げ込むも結局遭遇してしまって、最後は二人そろって遭難って・・・。

こんな意味不明なシチュエーションで昔語りをさせて監督の意図って何。

アンナとロッテ
アンナとロッテ
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ファインフィルムズ (2005-05-18)
売り上げランキング: 70936
おすすめ度の平均: 3.5
3 ナチスを叩きたいのは分かりますよ
3 アンナがぁっ…
5 悲しいはずなのに、なんでだろう…

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1965年公開のミュージカル映画。

先月京都旅行に行った影響もあって、あの《My Favorite Things「私のお気に入り」》の元祖を聞くために鑑賞。



今年に見た映画の中で一番面白かった。
映画(物語)を構成する、基本的な要素が詰まっていて、まるで映画のお手本のよう。
起承転結がしっかりとしたストーリ構成と、印象に残る表情豊かな登場人物たち。

名作ってやっぱり凄い。

主人公のマリアが、家庭教師をするために招かれたお屋敷で、
家政婦から部屋の説明を受けたところからはじまった伏線が、
音楽とともに、気持ち良いテンポで実を結んで行く過程が好き。

《My Favorite Things「私のお気に入り」》が歌いだされる00:50:00あたりから、
《Do-Re-Mi「ドレミの歌」》の終わる01:02:00までがもう最高。

後、最近英語を勉強したいなと思っていたので、ipodに英語バージョンで放り込んで出勤時に繰り返し聞いている。
少しづつ歌詞や台詞が聞き取れるようになってきて、すごい出勤が楽しかったりする。

サウンド・オブ・ミュージック 製作40周年記念版 (ファミリー・バージョン)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2008-04-18)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 NO.23「さ」のつく元気になった洋画
5 背景を知るよい機械
5 今までの中では決定版!
5 絶対にこのファミリー・バージョンでの購入を!

マイノリティ・リポート

Winodwsの次期版、Windows7にタッチスクリーンインターフェイスが用いられるとのこと。

任天堂DSのタッチスクリーンに始まり、7月11日にはsoftbankからマルチタッチスクリーン機能を持つiPhoneが発売されるなど、タッチスクリーンによるインターフェイスが最近日の目を帯びてきている。

僕がタッチスクリーンのインターフェイスに触れる機会は、
銀行と郵便局でお金をおろす時ぐらいだ。

スクリーンを直接クリックすることができるようになったとして、
仕事の効率があがったり、ネット巡りの趣味が楽しくなったりするのだろうか?

自分の目の前にある20インチのディスプレイを直接タッチしながら操作できたらと想像してみたが・・・
なんだかすごい面白そう。

効率はともかく、PhotoshpやFlashを使った仕事は楽しくなりそうだ。
コーディングはどうなんだろう。

こういうインターフェイスの使い易さうんぬんは、
実際に利用してみない事には、絶対わからないと思う。

体験することで新しい発想も出て来るだろうし、
iPhoneは是非購入してみようと思う。

ということでタッチパネルインターフェイスが出て来る「マイノリティ・リポート」を見て、
あれこれ想像を膨らませてみた。

近未来が舞台のこの映画には、絶対に操作方法覚えられないなっていうOSが出て来る。

大画面を前に立ったまま両手(10本の指)を使って情報を操作する
トム・クルーズは、まるで指揮者のようだった。

いったいどの動きで、ウインドウを移動しているのかはわからないけど、
腕の動きに合わせて、出ては消え、消えては出てくる、画面を見ているとなんか操作するのは気持ち良さそうだった。

早く液晶大画面が当たり前で、タッチスクリーンOSが普及した時代を体感したいので、
SHARPとAppleあたりには頑張ってほしい。


マイノリティ・リポート
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2006-11-10)
売り上げランキング: 18561
おすすめ度の平均: 4.0
1 宣伝の仕方が悪かったと記憶にある
4 白い光の使い方が面白い
5 フィリップ・K・ディック作品だと思うと、、、
4 未来
5 近未来犯罪捜査システムが秀逸

2008年06月08日


邦題からイメージしていたストーリーとは良い意味で裏切ってくれた。
仕事が大変だった時期に観たこともあってすごく共感できる映画だった。
仕事頑張ってる人・上司に恵まれていない人にお薦めしたい映画。

超がつくほど性格の悪さだが仕事は一流の上司のもとで、
徐々に実力をつけて行く主人公のサクセスストーリーが
テンポよく示され、見ていてすこぶる気持ちよい。

更に、ただ単に成功するだけでなく、成功のために諦めなければならない部分、譲れない部分を主人公がしっかり葛藤しているのが共感できたポイントかな。また、成功の定義についても主人公がしっかり選択する結末は考えさせられた。

自分だったらどの道を選ぶのか?
誰が何と言おうと、自分が信じた道をいくのか。
社会に認められるために、努力する道をいくのか。
はたまた、愛の道を突っ走るのか。

20代後半。選択の時期はきっとあっという間に来る。

プラダを着た悪魔 (特別編)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2008-04-16)
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おすすめ度の平均: 4.0
3 仕事をしてる女性に!
5 日常を逞しく生きていくための“夢”と“教訓”
3 私ってこのままでいいの
5 良い意味で期待に外れた名作! 映画史に残るかも!?
5 気分爽快で勇気の出る映画

2008年01月30日
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会社帰りに、陰日向に咲くを閲覧。
若干眠かったけど、内容がおもしろかったので睡魔に無事耐えられた。
おもしろかったのは下記5点

1.先行フラッシュバック
2.映画オリジナルの演出 - 桃缶
3.映画オリジナルの演出 - 電話
4.映画オリジナルの役配置
5.宮崎あおいの演技

◆1.先行フラッシュバック
この映画、場面転換に先行フラッシュバックを使っていた事で、
まず眠気が吹き飛んだ。
原作は、登場人物が多く、それぞれが独立したストーリーのため
映像化する際に場面転換をどうするのか興味あったが
まさか、先行フラッシュバックを使うとは・・・。
選択肢的に絶妙、まさにお手本を見せられた気分だった。

先行フラッシュバックについてはこちら。


◆2.映画オリジナルの演出 - 桃缶
映画オリジナル要素として桃缶というアイテムが出て来る。
このアイテム、映画冒頭シーンから始まり、ラストシーンまでに繋がる
重要な伏線になっており、非常に感心した。

◆3.映画オリジナルの演出 - 電話
もう一つ映画オリジナルの演出で、ラストシークエンンスの主人公と親父の電話シーンでの台詞が非常に秀逸。
ストーリーを積み重ねてきて、この場面で言う台詞は、これしかないだろうといえるだけの納得の行く台詞選択。

◆4.映画オリジナルの役配置
原作では非常に多くの登場人物が出て来る。
映画化するに当たり、登場人物を上手く整理している。


◆5.宮崎あおいの演技
もう可愛すぎる。


もちろん、突っ込みどころはかなり多い映画。
ストーリー的に破綻している部分もあるし、監督が結論をぶん投げたエピソードもある。
特に前半部分は、めまぐるしく人物が登場し場面転換も多いので
主人公達にあまり感情移入しにくい。

ただ、後半になるにつれ、目を見張る演出が増え
前半は突っ込みを入れ、後半用意してくれた泣き所で、泣こうと思えばいつでも泣ける用な親切設計になっている。

個人的にはジュピターさんがブリッジしなかったことだけが心残り。

陰日向に咲く
陰日向に咲く
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劇団ひとり
幻冬舎 (2006/01)
売り上げランキング: 38
おすすめ度の平均: 4.5
5 すごい!!の一言
5 驚きました
4 笑いと涙を体感

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土曜日、会社の同僚の家に遊びに行った際、お薦めされて「チーム・バチスタの栄光」という本を借りてきた。

最初は今日のFリーグ観戦後、電車の中での暇つぶしにちょうどいいかくらいに考えていたのだが、のめり込んでしまって、電車を降りた後、喫茶店に駆け込み一気に読破してしまった。

以下感想だが、僕は極度の自分勝手な解釈を入れた受け取り方をしているので参考にする際は注意。
感想だけ読むと何の本かと思うかもしれないが、医療現場を舞台にしたミステリー系の本である。
特に肝心なネタバレはなし。


この本を読んでここ数年間モヤモヤしていた気持ちに整理をつけることができた。
それは下記2点に対する自分の信念に基づく行動とその結果の矛盾に関してである。

1.相手を攻撃する行為。
2.結果を数字に残すという行為。


◆1.相手を攻撃する行為<アクティブ・フェーズ>

僕はこれまで、相手を攻撃する行為は「悪しき行為・極力控えるべき行為」だという価値観を持っていた。
それは過去の経験から導きだした自分なりの一つの回答であり、ここ数年間自分の中で守ろうとしていたルールであった。

何か気に入らない事、納得いかない事が出てきた時には、極力自分の中で消化するか、
当事者に伝わらない様、直接関係のない人に相談する事で解決してきた。
相手に対し直接反論や攻撃をすることはお互いのためにならないと思っていたのだ。

しかしこの本を読んで、考え方が少し変わった。
相手を攻撃する行為<アクティブ・フェーズ>は未来を創るために必要なのではないかと思うようになったのである。

心を盗まれた文章:
相手の言葉に沈黙や頷きをもって対応する事は過去を看取る事。
相手を攻撃する行為は未来を創る行為。

この文章とその前後を読むことで、これまで自分の中で、合致しなかった心のパズルが音を立てた感じがした。

自分の信念にしたがい正しい事をしているはずなのに、相手との距離感が縮まらない・・・。
そんな矛盾に悩みを抱えていたが、合点がいった。
考えてみると、僕の周りでも人の心を掴むのが上手い人たちは少なからず相手を攻撃していたと思う。
職場でスピード出世したあの人も、入社してすぐ、上司をバッサリ批判したことで、逆に上司に気に入られて上に昇っていったしなあ。

この本には相手を攻撃する事で、相手の本心に近づく方法と、
その際の手順や注意に関して面白い解釈付きで紹介されており、その部分は僕の長年のモヤモヤを吹き飛ばしてくれた。

苦手な分野だけど、少しづつ周りの人たちで試して、反応を伺ってみようと思う。

◆2.結果を数字に残すという行為。

結果を数字に残す行為に関しても僕は否定的な感があった。
数字上の評価なんて意味がない、大切なのは過程や、過程で育んだ人間関係だ・・・何てクサい考え方をしていた。

結果を数字で出す事で、自分の情けなさを知ってしまったり、周りのやる気を無くさせたりと、
あまりいい事ではないというネガティブな気持ちが強かったのだろう。

この本の主人公が語る
「数字には意味がある。後から続く者の道標になるから。」

という言葉を聞いて、自分が残した数字は、自分のためだけではなく、周りの人の目標や手助けになる事があると気づかされた。

例えその数字によって自分が悩む事になっても、どこかで誰かの役にたっていくなら、数字を残していくは重要なことなのかも・・・と少し前向きな気持ちになれた。


チーム・バチスタの栄光
海堂 尊
宝島社 (2006/01)
売り上げランキング: 1299
おすすめ度の平均: 4.0
5 一気に読めるおもしろさ!
4 ぺらぺら読めます
4 ミステリー?エンターテイメント? 社会派推理小説…ではないな。

2007年11月12日
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シーズン6を制覇。今回も長い一日だった。

◆24シリーズに見える特徴
ジャックは現場を点々とするが現場に着いた際、必ず行う事がある。
それは、現場の指揮官<コマンドー>に会い、現場の状況を聞く事。
現場の指揮官は皆優秀。状況を1分足らずで、的確に報告する。
ジャックの理解力も凄まじいものがあるが、24の登場人物は総じてコミュニケーション力が異常に高い。
逆にコミュニケーション力のない、空気の読めないキャラは次々と退場していく法則がある。
こういったキャラはテロリストの手によって排除されることが多いが
脚本の都合上(物語が停滞するという理由で)、
ジャックが手を下す事もある。なんという悲しい役回り・・。

◆シーズン6への突っ込み
テロの度にテロリストに侵入を許すCTU本部は、今回もお約束通りに占拠される。
これまでのシリーズの中でも、類を見ない情けない占拠のされっぷりである。
この組織、反省という物がまるでない。

登場人物のタフっぷりは相変わらず。
ジャックは1年以上に及ぶ運動不足の日々が嘘かのように良く走り、良く叫ぶ。
1ヶ月でも運動しなけりゃ体が動かなくなるのに・・・ジャックときたらもう・・・。
足を撃たれたはずが、1時間も立たずに全力疾走。

また、とあるキャラがテロリストに拷問される過程で、ドリルで肩を串刺しにされるのだが
2時間も立たずに平気な顔で業務に復帰していたのにはさすがに吹いた。
こちとら、骨折した際にミニドリルで指を掘られた経験があるが
とてもじゃないが手術当日にキーボードなんて打てなかったぞw

後、今回テロリストがCTU本部の近辺にたむろしすぎ。
おまえらもっと離れた場所にいろよw
それこそジャックが24時間じゃ来れない所で作業しろw


◆総評
総評としてシーズン6は、前半の加速力は中々だったが、物語後半大失速。
無理矢理感のあるラスボスの登場は非常に残念だった。
また、物語後半部分では緊張感がなくなるのをカバーしようと分割カットが多様されている。このあたりに引き立たないシナリオを、なんとかしようとする編集マンの苦労がよく表れている。
シーズン初期には多用されていた分割カットも、
最近のシーズンでは、CM前後や物語の開始と終わり以外では控えられていた。この理由は、シナリオに磨きがかかってきた(テンプレートが固まってきたとも言う)おかげで、画面分割による状況説明と緊張感の補足をする必要がなくなったためである。シーズンを重ねる毎に良くなっていき、シーズン5では頂点に辿り着いた感があった。
一貫性のあるシーズン5のシナリオが僕は好きだな。

シーズン7では、まさかのあの男が帰ってくるみたい。
監督はどうやってファンを納得させる気だw
来年に期待するから、ストライキに負けないで早く帰ってきてジャックバウワー。



24 -TWENTY FOUR- シーズンVI DVDコレクターズ・ボックス 初回生産限定:「失踪」「フォーン・ブース」DVD付
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007/11/22)
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2 全部見たけど全然だめね
5 予想以上
5 オマケのDVDは、いらないんですけれど

2007年09月17日
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監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ジュリエット・ビノシュ、ダニエル・オートゥイユ
評価:★☆☆☆☆

2005年に公開され、カンヌ国際映画祭で3部門を受賞した深層心理サスペンス。
テレビ局の人気キャスター・ジョルジュは、編集者の妻アンと一人息子ピエロの三人で平穏に暮らしていた。そんなある日、一本のビデオテープと不気味な絵が何者かによって送りつけられる。テープには、ジョルジュの家の前の風景が延々と撮影されていた。それから次々と届くテープには、徐々にプライベートな風景が映し出されるようになり、一家は身の危険を感じ始める。そんな中、ジョルジュは子供時代の“ある出来事”を思い出していく…。

正直に観た感想:
記憶隠し過ぎで意味不明。
秘密隠し過ぎで意味不明。
結論隠し過ぎで意味不明。

・・・じわじわと得体の知れない気持ち悪さだけが残る。

カメラワーク、演出に注目した感想:
演出によって与える事ができる様々な心理的な効果を知る事ができた。

・カメラの長回しが視聴者に与える緊張感。
・視ている映像がいつどこで誰が観ている映像かがわからないと、視聴者は得体の知れない不安にかられること。
・唐突に起こす惨劇が視聴者に与える動揺とその後の展開への期待感の高まり。
・BGMなしの映像のもたらす、張りつめた空気
・どこまでいっても拭いきれない不安のループ感

ここまで、観客の心を乱す映画はそうある物じゃないと思う。
普通ならばタブーとなる演出・カメラワークをあえて組み込む事で視聴者の不安を掻き立てている。心理学を学んできたという監督は、どこにどういう映像をはめ込めば人の心を動かせるかを熟知しているように思える。


映画に対して何を求めるかによって、評価が180°変わる作品である。
映画は受動的なメディアだけど、この映画に関しては視聴者が能動的になった時に初めてその素晴らしさがわかるような仕組みになっている。
隠された真実を求めようとして、監督に心を弄ばれたい方は是非。

隠された記憶
隠された記憶
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タキコーポレーション (2006/10/06)
売り上げランキング: 38918
おすすめ度の平均: 3.5
1 監督ありき
5 隠された記憶そして悪意
5 久々の衝撃

2007年09月12日
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オープン・ウォーター
監督:クリス・ケンティス
出演:ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス
評価:★★★★☆

バカンスへ出かけた夫婦がスキューバダイビングに参加したところ、主催者側のミスによって海に取り残されてしまうという話。

目を疑う退屈な序盤、海へ取り残されてからも緊張感のない中盤の展開を過ぎた所から、本当の恐怖は始まる。
前半と後半のギャップがあるだけにショックを受ける。そしてエンドロールは更に凶悪だ。
上映時間の79分後に感じるのは、後味の悪さと海への恐怖感。

実際のある事件を基に、数々の海難事故を参考に脚色を加えた話であって、本当の実話ではない。この映画かなりの低予算で作られており、画面から滲み出るチープさはファーストシークエンスから感じ取れるだろう。またカット割りについても違和感を感じると思う。プロのそれとは全く違う。決してハリウッドの大作でもなければ、TV局が総力をあげてプロデュースした作品ではない。インディーズ・ムービーであり、アマチュアのスタッフ・キャストによって制作されているのである。

本来ならば、本当の恐怖が始まる夜間のシーンを多く挿入したかったであろうが、予算がなかったために断念しているように思える。夜間にまじで撮影するならば、照明代は馬鹿にならない上に、照明の作り方が困難だ。少人数のスタッフで夜間撮影を決行しようものなら絶対的危険が伴う。

また、同じような理由で2人を映す空撮が全くない。
状況説明において俯瞰視点のロングショットで撮影すれば、海の広さに対する主人公の置かれた状況の対比が表現できるであろう。空撮は遭難した二人を捜索するヘリからの1ショットのみ。

監督は夜間撮影と空撮、この二つは予算があれば行いたかったのが本音だと思う。

夜間のシーンは極端に短く、よく批判の対象になっているが、
ボクは限られた予算内で難しい演出を良くコンパクトにまとめたと思う。
週末と休日を利用して3年近くの時間を費やして撮影された『オープン・ウォーター』は、特殊効果やCGなどは一切使っていない。その代わりに主演俳優のブランチャード・ライアンとダニエル・トラヴィスは、本作に身も凍るような信憑性をもたらす本物の鮫を始め、あらゆる生物が生息する、海岸沖32キロの海原で120時間以上を過ごした。
(CINEMA TOPICS ONLINE)

ボクが言うのも何だけど、映画関係者と関わるとロクなことはないと思う。
彼らはトンでもない事を平気で要求する。
「大丈夫だよ」「できるできる」「なんとかなるよ」「ここだけだから」
その要求に応える出演者たちの懐の広さは尊敬に値する。

オープン・ウォーター
ポニーキャニオン (2006/07/19)
売り上げランキング: 19090
おすすめ度の平均: 3.0
1 ネタバレ有り
5 素人ビデオのような撮影と音声が臨場感を高めるのに成功。
3 絶望的


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監督:デニス・ホッパー
出演:デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ
評価:★☆☆☆☆

アメリカン・ニューシネマ(*1)を代表する作品であり、先行フラッシュバック(*2)や幻覚シーンの描画等の斬新な演出手法により後世の映画製作者に多大な影響を与えることになった作品。効果的なトランジションがない時代に生み出した場面転換手法は一見の価値あり。

映像製作者にとっては学ぶ事が多い作品だが、エンターテイメントとして考えると、もはや今の時代に素直に楽しめる人は少ないと思われる作品。

作品の内容は、80年代に生を受けたボクには理解しがたい。
なんと主人公たちは常時、薬物吸引でラリってる。
アメリカでLSD服用が禁止されたのは1967年だったという前提を知らないと、トンデモ映画になってしまう。
DVDの映像特典では出演者たちが当時を振り返り、『このシーンは薬で意識が朦朧としてたからよく覚えてないよ』的な事までいってる。
そして物語も舞台がコロコロ変わる割には特に何かが起きる訳でもない。
かと思ったら脈絡もなく事件が起きるし、ここからどうドラマが展開されるんだ?と思った瞬間、次のシークエンスでは主人公たちは女の子とラリラリと遊びはじめる・・・。
ラストシークエンスも、な、何じゃそりゃぁーと叫びたくなる。

この作品、撮影が始まった時には完結までの脚本などなく、撮影は行き当たりばったりだったそうな。
更に出演者たちはマリファナでラリった状態、更に更に台詞や動きもアドリブ多し。
唐突に始まる意味不明な映像の繋がりは、薬物乱用の混乱状態を見事に映像化できた!と解釈される幸運(編集の功)。
作品としてまとまったことが奇跡的な製作背景をもっている。

奇跡の内訳は、出演者たちの配役とそのキャラクター性、編集技法と導入したBGMのベストマッチか。
個人的にはキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)の存在感だけでエンディングまで鑑賞できた。

イージーライダーはボクにとって『映画は編集によって創られる』という名言を噛み締める作品となった。

(*1)1960年代後半から70年代にかけてアメリカで製作された、反体制的な人間(主に若者)の心情を綴った映画作品群
(*2)場面転換の際に、後続シーンを象徴するカットを2、3回点滅するようにインサートした後、次のシーンへ切り替える手法。

イージー・ライダー
イージー・ライダー
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ソニー・ピクチャーズエンタテイメント (1999/12/24)
売り上げランキング: 25805
おすすめ度の平均: 5.0
5 自由への憧れと怖さ
5 金字塔
5 60年代を生きた証明
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監督:テリー・ジョージ
出演:ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ
評価:★★★☆☆

1994年、アフリカのルワンダで起きた大量虐殺の中で、家族と1200名以上の難民を守るために奮闘する、
一人のホテルマンの実話を基にした物語。
1994年といえば、松本サリン事件が発生し、アイルトン・セナが事故死して、ビートたけしもバイクで事故り、『同情するならカネをくれ』が流行語大賞をとった年だ。
当時ボクは小学6年生、世界でこんな事件が起きている事は知らなかった。

この作品で一番心に突き刺さる会話がある。
虐殺の様子を撮影したTVマンと主人公の以下の会話だ。
主人公「撮影してくれて感謝しています、世界があれを見れば、国際社会が助けにきてくれるはずです」
TVマン「だけど、あの映像を見た人は、『怖いわね』というだけで夕食を続ける」

対岸の火事、隣人の戯れ言。イザと言う時には誰も助けてくれない。
絶対絶命の中、彼は己の人脈と情報と立場を武器に窮地を切り抜ける。
今を一生懸命生きるだけでは生き残れない。
未来に起こるであろう事を情報を集めることで予測し、
『その時のために』人脈と切り札を用意しておく。

ボクはホテル・ルワンダを観て、その歴史を知るだけでなく、そんなメッセージを受け取った。

ホテル・ルワンダを歴史の目撃者になるぞと意気込んでみるのではなく、映画として楽しむなら、あれこれ前知識を得るのはお薦めできない。そうすれば臨場感たっぷりのサバイバルゲームを味わえる。
主人公たちは、いつ殺されても仕方のない状態に常にいる上、数多くの死亡フラグが提示される。
ボクは逃げ場のない『死』と主人公のおかれる絶望的状況を目にして、画面から目を何度か背け、正直彼らの生存を諦めた。

かといってとことん残虐描写を描いているわけではなく、観客が窒息しない程度にバランス良く緩急をつけた物語作りになっていた。
ちらっとジャン・レノが出演していて、その違和感ぶりが、この映画で唯一笑えたところだ。

■Where is RWANDA?

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ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
ジェネオン エンタテインメント (2006/08/25)
売り上げランキング: 962
おすすめ度の平均: 4.5
5 あなたを映す鏡
5 必見。極限状態を余すところなく描いた傑作。
3 知るきっかけ
the_pursuit_of_happyness.jpg
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
出演:ウィル・スミス、ジェイディン・スミス
評価:★★★☆☆

クリス・ガードナーという実在の人物の半生を描いた物語。
地球を幾度となく救ってきたウィル・スミスが父親役を演じ、スミスの実の息子ジェイディン・スミスが息子役をスミス親子での共演している。ウィルの演技は第79回アカデミー賞の主演男優賞の候補に残るにふさわしい演技だったし、なにより息子ジェイディンの演技がとても素晴らしかった。駄々をこねたり、パパを追いかけるシーンは胸が熱くなった・・・この子できる。

映画で描かれるクリス・ガードナーは、精神力、体力、ユーモアとも素晴らしい人物だ。
彼の仕事への姿勢や工夫は誰が観ても関心すべきものだろう。
ただ、この映画では決して褒められる事はない彼の行いも数多く描いている。
嘘はつくし、犯罪だってする。彼の負の部分を観て、感情移入できない人もいるだろうと思う、この偽善者めと。
ただボクは、何をしてでも自分と自分が守りたい人のために、強引でも前に進もうとする彼の強さに憧れを感じた。
守るべき者(物)がある人間はとても強い。その強さにボクは何度も負けている。
幸福を追い求める権利は誰にでも等しく存在するが、追い求めるためには様々な物が必要になってくる。
『権利をあきらめない事』『思考を止めない事』『継続・意思・希望』『恋人・仲間・友人・家族』『仕事・技術・地位・お金』・・・。
自分に今何が足りないのかを良く考えたい。

また、この映画では父親の姿が重要な位置を占める。
クリスは幼い頃の父親(母の再婚相手)を観て無学、恐怖、家庭内暴力、そして弱々しい事は将来避けるべきだと感じたらしい。
クリスの息子、クリストファーは父親の後ろ姿を観て何を感じ、今何をしているのだろうか。

ボクは父の背中を追いかける人生を選ばなかったし、選ぶだけの努力もしなかった。
この年になって父の背中を思い出し色々考える事がある。
残りの人生で父の背中から何かを感じ、学ばせてもらいたい。

幸せのちから コレクターズ・エディション
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2007/07/25)
売り上げランキング: 361
おすすめ度の平均: 3.5
4 自分も頑張らなきゃ!って気持ちにさせてくれる映画
2 主人公の奮闘ぶりが良かった
5 守るべきものがある者の強さ

vforvendetta2.jpg
監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ヒューゴ・ウィーヴィング、ナタリー・ポートマン
評価:★★★★☆

近未来の英国、独裁者が支配する国家に「V」と名乗る一人のテロリストが国家への復讐に挑む。
Vの行為を観て国民たちは忘れていた『理念』を思い出していく。

『Vフォー・ヴェンデッタ』はテーマが一貫していて好感の持てる作品だった。
V(=監督、脚本家)が伝えたいこと、叫びたいことを、
カットバックを多用する演出によって、対となる人々・事象の関係を浮かび上がらせ、明確に伝えている。
もちろん人によって感じたものは違うだろうが、その何かを汲み取ることは容易いと思う。
また、フラッシュバックの挿入が非常に上手く、ヒロインの覚醒シーンの演出にボクは思わず唸った。

Vは人々に『忘れていたものを思い出してほしい』と訴えかける。
人から信頼を勝ち取るためには、何かを為す時に物事を明確に宣言し成し遂げることが大事だ。
Vは物語の終盤までに、物語の中の住人たちと、映画の閲覧者、両者の信頼を勝ち取るに至った。
それだけにラストのシークエンスは非常に爽快。

また、『Vフォー・ヴェンデッタ』では台詞回しが絶品だ。
印象に残る言葉が数多く登場する。
・作家はウソで真実を語る
・神様は雨の中
そして物語冒頭のヒロインに対する自己紹介。


Voila!
字幕:では!
吹替:さて!

In view, a humble vaudevillian veteran cast vicariously as both victim and villain by the vicissitudes of fate.
字幕:ご覧の姿は道化師のもの、時に弱き者を また時に悪しき者を演じることも
吹替:一見運命に翻弄され時に弱き者を、時に悪しき者を演じさせらせられる芸人ではあるが

This visage, no mere veneer of vanity is a vestige of the vox populi, now vacant, vanished.
字幕:仮面はただの虚飾にあらずもはや素顔をさらして歩ける世界ではないゆえだ。
吹替:この扮装はだてではなく、そこになごりをとどめる民の声はすでにむなしく消え去った。

However, this valorous visitation of a bygone vexation stands vivified and has vowed to vanquish these venal and virulent vermin vanguarding vice and vouchsafing the violently vicious and voracious violation of volition.
字幕:しかし この厄介者が再び姿を現したのは世の悪を正すため この腐った世界にうごめくウジ虫を掃除する そのために。
吹替:しかれど、この厄介者が再び果敢にも姿を現したのは世の悪を正さんがため、人々の意思を圧殺し不正と暴力を繰り返す腹黒い貪欲なダニ共が!

The only verdict is vengeance, a vendetta held as a votive not in vain, for the value and veracity of such shall one day vindicate the vigilant and the virtuous.
字幕:そうこれは"血の復讐(ヴェンデッタ)"だ 復讐の誓いは今も生きている 悪を断ち切り自由をもたらすために
吹替:唯一しかるべき道は固く心に復讐を近い真実と徳を持って見事恨みを晴らしいつの日か正しき人々を救うこと

Verily, this vichyssoise of verbiage veers most verbose.
字幕:少々長い自己紹介になったようだ
吹替:長々ととりとめもなく話したが

So let me simply add that it's my very good honor to meet you and you may call me V.
字幕:要するに簡単に"V"と呼んでいただければ結構だ。
吹替:最後に一言どうぞ私のことはVと呼んでくれ。


彼の自己紹介の中には、物語の象徴となっている『V』という言葉がこれでもかってぐらい詰め込まれている。
この演出を考えた奴は天才だね!

この映画に出会えた事に感謝している。ボクにとっても11月5日が特別な日であるからだ。
Vの言葉で言わせて貰えば、『やはりこの世に偶然はないということだ』。


Vフォー・ヴェンデッタ 特別版
ワーナー・ホーム・ビデオ (2006/09/08)
売り上げランキング: 14955
おすすめ度の平均: 4.0
5 マスクをしたエドモン・ダンテス
4 迫力ある、素晴らしい映画なんだけど・・・
5 独裁はやっぱり嫌だ

2007年08月30日
SUPER SIZE ME
監督:モーガン・スパーロック
出演:モーガン・スパーロック、モーガン・スパーロックの彼女、ドナルドマクドナルド
評価:★★★★☆

最近、お腹の膨らみ具合がハンパなく、食べても食べても体重が増えなかった学生時代の逸話が崩壊しつつある。
そんなこともあり、食生活をなんとかせなあかんなと思っている日々事頃。
そんな思いをさらに促進しようとSuper Size Meを鑑賞。

マクドナルドで3食30日食べ続けたら人間はどうなるかを追ったドキュメンタリー映画。
監督が自分の体を使って4つのルールのもと実験を行った。
30日後、彼の体は一体どうなってしまうのか?

この映画を見てマクドナルドに行く気がなくなったら負けだなと心して鑑賞した。

4つのルールは以下の通り。

Rule #1: Can only Super Size when asked.
          - 聞かれたらスーパー(サイズ)にする
Rule #2: Can only eat food from McDonald's water included.
          - 食事はマックの製品だけ、水を含めマック以外の物は禁止
Rule #3: Has to eat everything on the menu at least once.
          - 全メニューについて1度は食べる
Rule #4: Must eat three meals a day.
          - 1日3食取る事。朝昼晩、言い訳なし。

このルールにのっとて実験を進めた結果、彼は5日間で体重が4.2kg増えた(84.3kg→88.5kg)。
健康体だったモーガンの体に異常がでてくる過程は見ていてハラハラ。
98分の間、飽きさせない良い緊張感をだしている。
無茶しやがってモーガン・・・。

映画を見ていて面白かったのは、監督が専門家だけでなく恋人や家族など身近なヒトを巻き込んで映画を作っているところ。彼女たちを映画に取り込む事で、モーガンを身近に感じる事ができ、応援したくなってくる。また、アメリカの学校給食の話や食品会社の話を盛り込む等、飽きさせない工夫はお見事。

映画のテーマとは違うが興味深かったのが、マクドナルドの略称を、英語・日本語音声ともに『マック』と呼び、日本語字幕でも『マック』と表記されていたこと。マクドナルドを『マクド』と略す関西圏内や、フランス、フィリピンといった国でレンタルされているDVDでは、日本語音声や字幕が『マクド』になっているんだろうか。変更されていたら感動ものだね。

さんざん映画で『ファーストフードは体に良くない』と言われたわけだが、それでもボクはマクドナルドのハンバーガーが食べたくなってきた。明日の昼食はマクドナルドだな。

[関連リンク]
MEGA MACの誘惑
マクドナルド 30日間マクドナルド生活2。


[追記]
今、マクドナルドでは県によって値段が違うって本当?
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1023575.html

【ビッグマックセット:640円】
 東京、神奈川、京都、大阪

【ビッグマックセット:620円】
 埼玉、千葉、新潟、静岡、愛知、兵庫、岡山、広島

【ビッグマックセット:590円】
 北海道、秋田、茨城、栃木、群馬、富山、福井、山梨、長野、岐阜、三重、滋賀、奈良、和歌山、山口、徳島、香川、福岡、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄

【ビッグマックセット:580円】
 青森、岩手、石川、愛媛、高知、熊本、大分

【ビッグマックセット:560円】
 宮城、山形、福島、鳥取、島根


スーパーサイズ・ミー 通常版
クロックワークス (2006/06/23)
売り上げランキング: 3908
おすすめ度の平均: 4.0
4 この監督、すごいなぁ〜
4 日本に置き換えると・・・
5 今はインソムニア、そして昔はSETSUYAKU。
2007年08月29日
監督:本広克行
出演:ユースケサンタマリア、小西真奈美、トータス松本、他
評価:★★☆☆☆

『UDON(うどん)』をテーマにした物語。
監督である本広さんが香川出身であること、大のうどん好きであったこともあり、監督念願の企画作品である。
その事があり、撮影もほぼ香川で行われたとのこと。
主人公の実家、松井製麺所の場所はこの当たり。

[GoogleMapsで表示]

映画を見終わった後、うどんを食べたくなったら負けだなと心して鑑賞した。

物語の構成は、前半パートの『うどんブーム』編と後半パートの『親父のうどん』編の2構成。前半のうどんブーム編は丁寧に作り込まれているのに対して、後半失速気味で残念。後半の見所は『通い妻、小西真奈美』ぐらいだ。

最近見た『それでもボクはやってない』は舞台劇的で動きがさほどないが、先が強烈に気になる展開だったのに対して、『UDON』はドラマ的にドタバタとよく動くのに、あまり先が気にならない。

また、物語に入り込めなかったのは、ユースケさんの演技が自然すぎたせいもあるかもしれない。演技が悪い訳ではなく、主人公がユースケさんのキャラそのまんまのせいで、ドラマを見ているというか、バラエティのを見ているというか、そう、映画を見ているという感覚になれなかったせいなんだと思う。踊る大走査線でのユースケさんの演技っぷりには好感持てるので、次に主役するなら是非、演技する必要がある役柄をやってほしい。

尚、この映画には香川県出身の芸能人・有名人が多数カメオ出演しているのでチェックして閲覧するのも一興。
藤澤恵麻が出演しているのに気がつかなかったので、もう一度だけ見てみようと思う。

結局、映画を見終わった後コンビニでうどん買って食べたので、作品としては大成功なんじゃないかな。

UDON スタンダード・エディション
ポニーキャニオン (2007/03/07)
売り上げランキング: 2122
おすすめ度の平均: 4.0
4 意外に感動できた。
3 どう捉えるか
2 やめときゃよかったよね・・・
監督:周防正行
主演:加瀬亮
評価:★★★★☆

痴漢冤罪裁判映画。
それだけに集約される映画の上映時間はなんと2時間33分(147分)。
坦々と描かれる、事の起こりから、拘留、取調べ、起訴、裁判の過程は
やや説明的で、都合が良いなと思う部分もあるのだが、映画が進んでいくにつれ吸収されていく裁判雑学と、見解がどんどんズレていくハラハラドキドキの伝言ゲームのおかげで、時間はあっという間に過ぎていく。

結局、事件の真相はあきらかにされず、とりあえず映画はエンドロールを迎える。
後味の悪さが残るが、この「とりあえず」という状況は、まさに日本の裁判通り。

監督は観客への問題提起の投げかけ方が非常に上手い。
主人公の母が判決の前日に主人公へと言い聞かせる「無実なんだから大丈夫よ」とい言葉、その正しさを証明することがこんなにも難しく時間がかかることなのかと認識させられる。
この映画を見ることで、話せば分かるっていう言葉の不確かさを客観的に知ることができる。


男性専用車両が普及することを節に望みます。
しかし犯人は一体誰だったのだろう?

それでもボクはやってない スタンダード・エディション
東宝 (2007/08/10)
売り上げランキング: 446
おすすめ度の平均: 4.5
4 この映画を間違って理解すると大変なことになる。
4 胸がしめつけられるような思いに。
4 野に放たれた奴は・・・


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